Makinohara City, Shizuoka Prefecture, Japan / 静岡県牧之原市、日本
2019
地方空港の増便、搭乗客の増加を踏まえ、既存ターミナルビルの増築・改修工事を設計した。
空港が単なる通過施設ではなく、滞在場所にもなるように、県産杉を屋根構造材や内外装材として顕しで用い、親しみやすい空間とした。
梁間方向に木梁を並べ、桁行方向の鉄骨トラスに、束材としても機能する木梁を通すことで、ハイブリッドトラスとしている。
前面は平屋根をキャンチ梁で支え、玄関口として旅客を迎え入れる深い軒を形成している。
屋根下の内外境界をガラスカーテンウォールとすることで、内外が連続した屋根下空間となっている。