Takamatsu, Kagawa / 香川県
2018
敷地から瀬戸内海を見ると、海に浮かぶ小島が美しい。その中でも丸亀島と絹島を見た時、メインアリーナとサブアリーナでできる大小のツインドームが思い浮かんだ。
“絹島” そう、繭のような一本一本が強い糸でできた軽い白い構造体が相応しい。軽い構造体を作れば、杭が不要になり工期も工事費も削減できる。
そこで、これまで試行錯誤してきた炭素繊維を使ったCFRP の軽量構造を思い
ついた。四国には世界最大の炭素繊維工場もある。
ツインドームの入口には、絹島のような、そして讃岐かがり手まりのように炭素繊維を巻いた球体ドームを置く。そこには元々あった地下駐車場への階段の代わりにスロープとアリーナへのメイン入口(2 階)へのスロープがあり、展望台やインフォメーション施設、トイレが入る。
これはツインドームへの象徴的なエントランス・パビリオンとなるだろう。
(松田平田設計と協働)