Oita Indoor Sports Center / 大分県立屋内スポーツ施設
Oita, Japan / 日本、大分
2015
県産杉で竹籠を編んだようなシンプルな木屋根
屋根形状は球体から切り出し、シェル効果を持たせるため、格子状に部材を直交させている。2方向のアーチを格子状に組んだ上・下弦材を束材でつなぎ、フィーレンディールトラスを形成する。各層のアーチはそれぞれ同じ曲率となり、上下のアーチの交点は面で接するので接合部も全て同一形状の合理的で経済的な架構となる。
2階建の準耐火建築物とし、下部構造はRC造、屋根のみ燃え代設計の木造とし、無理のない木造化を図る。アリーナなどの競技スペースは荷重が小さいため、杭を使わず地盤改良とし、その他の部分のみピットを設けてPC杭で支持することで、建設費を抑え、工期短縮も実現する。