Oita, Japan / 日本、大分
2015
「本整備計画の一例」として提示された「シンボルロードの位置(軸)は芸術緑丘高校も含めた敷地全体の中央に位置します、芸文短大のキャンパスの軸としては北の外れで、大学の中心には位置していません。更に、大学のシンボルロードとしてその正面にあるべき建物は片方の学部の音楽ホール棟でなく、音楽学部と美術学部の両学部の学生が集う場所にシンボルロードの軸は伸びるべきです。 そこで、既存のキャンパスの配置計画を既存建物の位置や植栽計画から見直すと、北側音楽ゾーンと南側美術ゾーンのちょうど中間にダイヤモンド広場とそれに繋がる立派な並木道が東西軸として存在することが分かる。そこでシンボルロードは、ダイヤモンド広場に通じる並木道の位置に計画しています。 またシンボルロードの正面には、両学部の学生が集えるように、音楽ホール棟と美術棟を跨いで大屋根をかけた「ルーフ芸術プラザを設けています。この「ルーフ芸術プラザは、音楽と美術学部の学生が出会い、集い、食事をしたり、お茶を飲んだり、勉強したり、演奏したり、作品を展示したりと、全学生の生活の中心となる場所となります。 その計画に従い、事務棟は学園の顔となるよう、シンプルだが格式ある木造建築として正門左側に新設しています。